元音楽教員で、今はひより保育園の給食室に
勤務してくださっている東郷未来先生にお話を
聞きました。
※東郷先生は、ご自身が働くだけでなく、1歳の息子
ゆうま 君もひより保育園に通わせてくれています。
====
古川:今日はよろしくお願いします。
東郷:も~、楽しみにしてきました。
このインタビューの別名が「りさこの部屋」だと
聞いたので、オープニング曲を練習してきました!
古川:え??? もしかしてそのピアニカですか??(笑)
東郷:はい!独身時代からの私物です。
いいですか?
古川:((大爆笑))
もう、インタビューこれで終わって大丈夫な気が
するんですが。
東郷:えーー!!!
でも、こういう、頼まれてもない、自分なりの
アイディアを(事前に許可を得なくても)
「やってみよう!」って思えて、実行に移せるのも
ひよりのいいところなんですよね〜。
古川:確かに。大歓迎ですもんね。こういうの。(笑)
しかし、インタビュー第2回目からハードル
あげましたね!インパクトありすぎる。(笑)
====
古川:では、さっそく質問を。
開園前に、「ゆうまくんはまだ保育園に入れるには
小さすぎるんじゃないか、まだかわいそうじゃないか」
って意見があったじゃないですか。
それに関して、入園前と後とで、心境とかゆうまくんの
様子の変化ってありましたか?
東郷:入園前は、今振り返ると、確かに私も 覚悟が決まって
ない面がきっとあって、そういう自分の不安が、、、
子どもを預けながら働いたことがないから、
どうなるんだろうっていうような、
そっちの不安要素ばっかりが出てきて。
そういうので(息子を)あおってた部分が
あったのかなぁって。
(開園前の時期は)とにかく ゆうまが不安定で。
連れてきては泣く、一時預かりに連れて行こうと
すると、もう、駐車場からギャンギャン泣いて。
それに対して私も罪悪感を覚えて。
古川:うんうん
東郷:私は、職場に入ってしまったら仕事が楽しいから、
気持ちの切り替えができるんですけど、
「自分が」ひよりで働きたい
「自分が」ひよりに子どもを入れたい。
そういう「自分の」想いで、子どもを
「犠牲」というか、、、、。
古川:うんうん
東郷:また、人の目もすごく気になるので、
「子どもがかわいそう」って
言われることを私はしているんじゃないかって。
でも、絶対に(ひより保育園に)入れたら
後悔しないという想いだけはあったので。
絶対ひよりが開園したら「よかった」と
思える日が来るんだ、そのために今私はやっているんだ
と、自分に言い聞かせて。
古川:うんうん(笑)
東郷:で、結果的には、
入園パーティの日から(大丈夫でした)。
古川:でしたね。
東郷:子どもが集まればね。
うん、次の日も。
預ける時と、迎えに行った時は泣くんですけど、
まぁ、保育の先生方が頑張ってくださったんだと
思うんですけど。
古川:いやぁ、でも結構、初日から ゆうまくん
堂々としていましたよ。(笑)
東郷:(笑)
「ゆうま先輩」って先生方から呼ばれて
いましたもんね。
「すべり台の使い方、俺 知ってるぜ」みたいなね。
古川:そうそう。(笑)
先生たちが「さすが、ゆうま先輩、貫禄が違うね」
って。
東郷:(笑)
でも、(あんなに泣き虫だったのに)本当に、
今では担任の先生たちから
「ゆうま君はしっかりしていますよね」って
言っていただけて。どんな”しっかり”なのか、
よく分からないけど、彼なりに気持ちを
切り替えてやってくれてるのかなと。
古川:うんうん。
東郷:なんか、家族とか親族以外に「安心できる場所」が
一つ増えるって、すごい強みだなって思いました。
しかもそれが、親も子どもも同じ場所だなんて。
私はそれがすごくよかったって思いましたね。
古川:うんうんうん。
ご主人も、花壇に花を植えてくださったりと、
本当に家族ぐるみで
ひよりに関わってくださっていますもんね。
東郷:そうなんですよ。夫も「おやじの会」みたいな
ものができたらやるよ!っていつも言っています。
古川:ありがたいです。
====
古川:開園して3ヶ月ですけど、この3ヶ月でゆうまくんに
何か変化ってありましたか?
東郷:まだ3ヶ月なんですね~!
古川:もっと長く感じますよね。
東郷:はい。変化。
うーん、一番はやっぱり、クラスの他の子たちもみんな
なんでしょうけど「言葉」ですよね。すっごく
しゃべるようになりました。
古川:語彙が増えましたよね。
東郷:はい。あとは、担任の先生方がおっしゃるんですけど、
ひよりの1歳児さんたちは、1歳児にしては
友達同士の関わりが深いって。
私はひよりしか知らないので、よく分からない
んですけど、確かに3ヶ月経った今、
入園当初にはみられなかったような
子ども同士での横のつながりを感じますね。
古川:へぇ~
東郷:一緒に遊んでいたり、お迎えに行って帰るときに、
必ずクラスメイトとタッチとギュー(ハグ)を
したりとかですね。
昨日は5歳のお兄ちゃんともしていました。
古川:上の子たちとも!
東郷:はいはい。上の子たちともよく遊んでいます。
今日も、3時までの間クラスメイトは昼寝を
していたので、以上児(3、4、5歳クラス)の
部屋で遊んでいましたよ。
古川:でも確かに、他の保護者さんたちからも
「語彙が増えた」っていう感想はよくいただきますね。
東郷:やっぱり環境ってね。子どもってすごいなって、
私と家で2人だけで過ごしていたらこんなには
(語彙が)増えなかっただろうなって思いますね。
古川:笑
===
古川:未来先生って、もともとは音楽の先生だった
じゃないですか。そこから、給食室に転向って、
大きなジャンプだったんじゃないですか?
東郷:(笑)はい。大きなジャンプでしたね。
(自分でも)何考えてるんだろうって。
古川:その きっかけってなんだったんですか?
東郷:(笑)ほんっとに、不純なんですけど。
はじめて ひより保育園ができるというのを知ったのが、
去年の秋でした。
「ココレカの人(=古川)が保育園作るんだ!」
って。
それまでは、うちは転勤族なので、
ゆうまを保育園に入れるなんて考えてもいなかった
んですよね。でも、(ココレカの)ワークショップに
行ったりだとか、霧島で外のつながりができてきて、
楽しくなったら欲が出てきて。
古川:うんうん。
東郷:最初はひよりで働けるなんて考えてもいなくて、
「あぁ、こんなステキな保育園ができるんだな~」
って。(自分には関係ないはずなのに)それでも
募集要項を最後まで読んでる自分がいて。
古川:(笑)
東郷:そしたら、調理補助は資格不問って書いてあって!
もう、そこからはトントン拍子で。
古川:ひよりの職員第1号ですもんね。
東郷:そうらしいですよね~。
でも、決まったはいいけど「どうしよう」って。
厨房で働いたことないし、、、。
古川:イメージがわかないですもんね。
東郷:そうなんです。
私、たぶんイメージがわかないことにすごく恐怖を
感じる性格みたいで。
古川:うんうん。
東郷:今まではある程度レールというか、
ある程度予測可能な世界にいたので。
どうすればいいのか分からないのと、
自分の(働きたいという)動機が不純だったのも、
なんとなく引け目を感じていて。
みなさん、調理に対してすごく熱い思いを持って
らっしゃるので、私が採用されたことで、
他の「熱い思いを持っている人」が、
ひよりに入れないという状況を私は作っているんじゃ
ないかとか。
「私、本当に辞めた方がいいんじゃないか」っていう
波を、何度か経験しています。
古川:うんうん。
東郷:でもやっぱり、ひよりへの執着が消えなくて。
自分の人生の中で「ここにずっといたい」と思える
場所に関われるってなかなかないよなって。
しかもそれに親子で関われるなんて。
もう一生ないかもしれない。
夫の転勤まで何年間かかもしれないけど、
やっぱり、、、っていう感じで。
しかもそこに(第2子の)妊娠がわかって。(笑)
古川:でしたよね。(笑)
東郷:はい(笑)
もうだから、辞めようと思ったら辞められる要素は
いっぱいありました。何回も、園長先生に
(辞めますという)メールを書いて消して、という
ことがありました。
資格ない、子どもまだ小さい、妊娠したばっかり。
そしてこの3つが全て、一緒に働く人に迷惑をかける。
人に迷惑をかけるの、ほんっとに嫌なので。
でも、今こうやって、産休を取ってもそれでも
続けていられるって、本当にありがたいですね。
古川:実際、現場はどうですか?入ってみて。
今はもう、だいぶ慣れたでしょ?
東郷:そうですよね。もう3ヶ月、、、。
入る直前が一番苦しかったですね。
古川:でしたね。みんなそうでしたね。
東郷:一回、りささん(=古川)から
「食育チームどうですか?」って聞かれたとき、
私「しんどいです」って答えられなかったんですよね。
たぶん、ひろみさん(給食室長)も
すごく苦しかったと思うんです。
でも、私はそのとき、人の苦しさに気づく
余裕がなくて。経験してる人は先が見えて当たり前だ、
私はそれについていけばいいやくらいに思ってて、
でもそのついて行く方法すら分からない。
他の人たちもすごく苦しいはずのに、
それに寄り添うこともできない、
ついていくこともできない、何かすることもできない。
でも何かしたい。
で、一人で空回りして余計な一言を言って
しまったりとか。けっこう食育チームは正面から
ぶつかっているので、何回も。
古川:うんうん。
東郷:修羅場を何回もくぐり抜けているので。(笑)
私は、人との摩擦もすごく苦手だったんですけど、
自分の中での苦しい経験が、結果として、
今すごくいい方向につながっている実感があって。
古川:うんうん。
東郷:開園前にりささんから聞いていた、チーム作りのこと。
まさにあれの通りに食育チームは(成長しましたね)。
今でもまだまだいろいろあるんですけど、私は自分が
このチームの一員でよかったなって思うし、
それぞれのメンバーがいたから、
今こうやって厨房が回ってるなって思いますね。
古川:私もそう思います。
東郷:今起こっていることを客観的な目で冷静にみられる
自分がいます。
今これは必要な衝突だとか、この人を含めて
全体がチームとして上がるためには
自分はどう立ち回ればいいだろうかとか。
古川:うんうん。
東郷:私、開園前に、(給食室長の)ひろみさんに、
かなりバッサリ言われたことがあったんですよ。
「そこまではっきり言うか?」ってくらいのこと。
でも、厨房に入ってみて、ひろみさんの言ってた
意味がよくわかって。
あぁ、だからひろみさんはあんなことを
私に言ってくれたんだって。
古川:うんうん(笑)
はっきり ものをいう人ですもんね。
東郷:はい(笑)
もう、バッサバサ!(笑)
でも、本当に不思議な魅力のある人で、
どんなに厳しいことを言われても
ひろみさんにしがみついていきたいというか(笑)
もう今じゃぁ、ひろみさんがちょっと困った顔を
したり、私を頼ってくれたりすると、
もう、すんごいやる気が出て(笑)
「やりますともぉぉおおお!ぜひやらせてください!」
って(笑)もう、エネルギーが(笑)
古川:笑!
東郷:開園前にこういう気持ちがあればよかったん
ですけどね。
古川:いやいやいや、少しずつぶつかり合いながら。
人の性格とか、ものの言い方の特徴とか、
得意なこととかわかってきて少しずつチームに
なるですもんね。
東郷:はい。
私、人との付き合い方で、こんな経験って
すごく久しぶりだったので、
とても勉強になっています。
みんな、みんなすごく苦しい時期が
何度もあったと思います。でも今は、自分なりに、
私だからできる それぞれの人への関わり方を
していこうと考えられるようになりました。
古川:給食室って、園児の命に関わる現場ですもんね。
みんな真剣だから。
東郷:はい。
厨房に入ってしまえば、経験があるかとかないかとか、
そんな言い訳できないですもんね。
だから、私は、調理の人たちがほんっとに
神経を張り巡らせて作ったそれを、
私が担当している「配膳」の部分で台無しにして
しまってはいけないって。
古川:すごくプレッシャーの大きい現場だと思う。
東郷:はい。
まさかですよ、まさか。
まさか、自分の人生で、厨房に立つ日が来るだなんて。
(笑)
でも、楽しいですね。やっぱりね。
(おわり)
======
インタビュー後記
======
初めての職場、初めての厨房での仕事。
しかも息子さんを預けながら、おなかには第二子を抱えて。
いつも物腰が柔らかく、笑顔が絶えない未来先生ですが、
開園前のシミュレーションのとき(人手が足りず急きょ私も)
一緒に厨房に立った日のことよく覚えています。
普段からは想像もできないような、まっすぐで真剣な眼差し。
緊張と、責任に対するプレッシャーと、
ここでやって行くと腹を決めた覚悟が入り混じった
とても美しい横顔。
きっと、つらい日も、腹の立つ日もたくさんあったかと思います。
それらを、美しく繕わず、本音でお話しくださったことに
とても感謝していますし、なくてはならない
食育チームの大事な一員として、
ひよりの食を支えてくださっていること、
心からありがたいと感じています。
インタビュー後、
「本当は、もっと、厨房の一人一人のいいところを
聞いていただきたかった!」とおっしゃっていた表情が
印象的です。
まずは、元気な子を産んで。
はやく厨房に帰ってきてくださいね。
副園長の石川あき先生に、お話をうかがいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
古川:フルタイムで働くことを決意なさったきっかけって何ですか?
石川:最初はパートで働こうかなと思っていたんですけど。(笑)
とにかく、(ひより保育園で)働きたかったんです。
ホームページを見て、パートでもなんでもいいから働きたいなと思って、
面接に行って、(園長と)話をしている時に、
「フルタイムで!」と勢いで言ってしまったんですよ。
古川:笑!うんうんうん。
石川:娘が進学をするので、経済的にもフルタイムのほうがいいな
と思っていたところもあるんですけど、一番下の子が小学校も卒業で
落ち着いてくるので、自分の時間がもっと取れるかなと思ったのと。
普段から考えていたんですけど、この歳になってフルタイムの就職って
なかなかないと思うんですよね。
古川:そうらしいですね。他の先生からも聞いたことがあります。
石川:ええ。保育園で働くにしても週数回のパートがほとんどなので、
面接の時に、一応「フルタイムで働かせていただけるんですか?」と
聞いたら、年齢とか、これまでどんな働き方をしてきたかとかは関係ないと
言ってくださったので、もう、勢いで(笑)
そんなこと、もうないと、人生の中でフルタイムで働けることなんてないと
思ったので、その数秒後には「フルタイムで働かせてください」
「ぜひ正規職員で」と。(笑)
古川:よくぞ、ご決断くださいました。(笑)
石川:いやぁ、ほんとに。もうないだろうなと思ったので、
ありがたいなと。
古川:実際、働かれてみていかがですか?
実は、小耳に挟んだんですよ(笑)
あき先生が「たいへんだ~!」っておっしゃってたって。
石川:私、フルタイムで働くのって初めてなんですよ。
ずっとパートでやってきたので。
その違いとか。あと、ここの保育園の先生方って、みなさん
本当にレベルが高いので、できる仕事とかも、もう、想像以上。
素晴らしい方たちばっかりの集まりなので、焦っています。
古川:なんで~!先生は、今のままで十分ステキですよ。
石川:(笑)いや~、みなさん、ほんとそうおっしゃってくださるんですけど、
やはり、日々、できることを少しずつでも増やしていきたいと。
もちろん焦りもそうなんですけど、もともと、仕事を覚えるのに人の3倍くらい
時間がかかるので、向上心を持って頑張りたいなと。
ほんとに、周りの先生方が、「あき先生、今のまんまでいいんだよ」って
言ってくださるんですけど、素直に喜べないところがあって、、、。
古川:え~?
石川:(一緒に担任を持っている)たかこ先生からも「そこは素直にありがとう
っていうところだよ!」って言ってくれるんですけど。なかなか、、、
古川:うんうんうん。私もそう思っています。
石川:(笑)でも、それも忘れずに、頑張りたいなと思える場所です。
古川:ありがたいです。
石川:いや。ここで働かせてもらえることが本当にありがたいです。
本当に、どの先生方もすばらしくて、子どもへの接し方とか、声のかけ方とか
細やかな配慮ができる先生が多くて、日々勉強になっています。
もちろん、担任として働かせてもらえることもありがたいんですけど、
それぞれの先生方に、1日ずつ密着して勉強したいですね(笑)
休みの日も来たいです。
古川:笑!私もすごくびっくりしたんですが、けっこう先生方 休みの日にも
園に来てらっしゃいますよね。
石川:そうそうそう。しょっちゅう来ています。
どんだけ好きなの?ひよりがって。「また来てる!」
「あれ?今日休みじゃないの?いつもよりきれいな格好して」って(笑)
みんな好きなんですよね。ひよりが。
古川:(笑)
私も常々感じているんですが、キャリアもですが、
人として素晴らしい先生方が揃っていますよね。
石川:はい。素晴らしい先生方ばかりです。
やっぱり、想いが強いからこそここに集まって来たんだろうなと思います。
みなさん、いろいろな現場で仕事をしてらっしゃったんですけど、
「ここなら、自分の、保育に対する想いが叶えられる場所かな」と思って。
古川:うんうん。
石川:けっこうみんな、子どもに包丁持たせるにしても畑作るにしても、
計画とかすごく大変だと思うんですけど、(私の目には)サラッと
やってらっしゃるように見えて。
廊下通るたびに(他のクラスを見て)「え!そんなことやってるの?」
「え?次そんなことするんだ」「え?何ができるの??」って(笑)
古川:他のクラスが気になってしょうがない。
石川:はい(笑)
古川:時々、先生方おっしゃってますよね「帰りたくないんです!」って(笑)
休みの日も一緒にライブにいったりしてらっしゃったり、
食事会の後も、みんななかなか帰らなかったり。
石川:そうそうそう。話がつきないですね。仕事の話だけでなくみなさん、
ほんと、いろんな知識がおありなので。楽しいんです。(笑)
古川:「女性の集まり」なのに、ね。
石川:そうそうそう。保育の現場って、いわゆる「女性社会」で、独特のものが
あったりするんですけど、他の先生たちとも言うんですが、
「ここはおっさんの集まりだよね」って(笑)
ネチネチしたのが全然ないんです。そういうのも取っ払って、
みんなで「やりたいね!」っていうのが大きくて。
古川:みんな見ている方向性が同じだからかもしれませんね。
石川:そうですね。やっぱり、忙しい中でも、もっともっと繋がりたいというか、
横の繋がりだったり、そういうものを大事にしているので、
すれ違いから起こる いざこざだったりが少ないのかなと思います。
業務連絡にfacebookの秘密グループを活用しているのもいいですよね。
facebookってこんな使い方ができるんだって思いました。
古川:いいですよね。休んだ日も、その日に園で何があったかわかりますしね。
石川:そうそうそう!
「えー!今日こんな楽しそうな活動したの?私がいないのに!」って
だから今日はどんな楽しいことをしてやろうかなと思いながら(笑)
「野菜を収穫しました~!」とか投稿するんです(笑)
古川:笑!
石川:もう、家に帰っても、夢の中でもひよりのことを考えていますよ。
古川:え?どんなことを?
石川:明日はどんな楽しいことしようかな~とか、
○○ちゃん、今日は目を真っ赤に腫らして来てたけど、ぐっすり眠って
明日はまた元気に登園してくれるかな~とか。
古川:愛ですね。
ーーーーー
古川:ひよりを、初めてfacebookの記事で知って
「面接に行こう!」と思った時に想像していた姿と、
実際働いてみて感じている今の姿とで、
何かギャップみたいなものってありますか?
これは思ってたのと違うな~みたいな。
石川:それはないですね。ないと言うか、、、。
はじめてひよりを知った時は、そこにまだ「ひより保育園」というものが
実在していなくて。
古川:うんうん。
石川:あの~、、、自分たちの想いが こう、入れていける、
生かされる場だと感じていたので。
ゼロから自分たちも一緒に「作っていける」というか。
だから、入ってみて「あ~、違うな」という感覚はなくて。
理想に向かって、いろんなことにチャレンジしたり、やっているうちに
思ってもみなかった発見があったり。
みんなで「理想」を作っていける場なので、イメージと違うなという感覚は
持ったことがないですね。
古川:うんうん。役職がついてるから偉いとか、今日入って来たばかりだから
下積みから みたいなのもないですしね。いい意味でフラットだというか。
石川:はい。それはみんなそう感じていると思います。
意見をしても「去年もこうだったから」とか「あなたパートでしょ?」みたいな
空気がなく、「とりあえずやってみようか!」って。「やってダメだったら
また考えようか!」って、言ってもらえるので。
古川:うんうん。そうですね。
石川:実は私、今まで、自分の意見をはっきり言ったことってなかったんですよ。
でも、ここでは、「あ、わたし意見を言っていいんだ」って。
「え?私が言ったことが採用された?!」って。
古川:ええ?うそでしょ?
石川:そうなんです。ほんっとに。
ここは最初から不思議な場所で。家族みたいな。
却下されないというか、「とりあえず言ってみる」が許される場だなと思っています。
「これいいんじゃないかな?」って思ったことが、どんどん試せる。
「とりあえず、やってみよう!」ってみんなが共感してくれる場ですね。
古川:なんか、1年後の自分とか、1年後のひより保育園って、毎年どんどん
変わっていそうですよね。
石川:ほんとにそう思います。
これから、少しずつ大きくなっていくなかで、
どんな仲間が増えていくんだろうって。
勝ち負けとかないし、みんなで協力していけばいいんですけど、
どこかで「負けていられない!」って。(笑)
(あなたは)もういらないですって言われないように
これからも頑張ってしがみついていきます。
古川:いえいえいえ。
私たちも、握りしめています。
石川:(笑)ありがとうございます。
======
インタビュー後記
あき先生のお人柄が伝わってくるインタビューで、とても楽しかったです。
一言で言うと「ほんわか」といった感じのあき先生ですが、
奥に熱いものを秘めていらっしゃる方です。
どんな時も自分を飾ることなく誠実なところ、
何事にもまっすぐに取り組まれるところなど、
心から尊敬しています。
日中、精一杯お仕事をなさって、お子さんをお迎えに来る保護者のみなさんが
少しでも気持ちよくいられるようにと、小さな配慮ができるステキな女性です。
あき先生、いつもありがとうございます。 (ふるかわ)
======
ひより保育園を一緒に作っていきませんか?
おめでた(!)などで産休・育休に入るフタッフがいたり、
入園希望者の増加などにともない、新しい仲間を探しています。
保育士の募集要項は こちら
調理スタッフの募集要項は こちら
園児の増加に伴い、ひより保育園の目指すものを、
一緒にカタチにしてくださる方を追加募集します。
今回は、子どもたちの園生活を支える
保育スタッフの募集です。
ひより保育園がスタートして早3ヶ月。
子どもたちも園生活に慣れはじめ、
ひとりひとりの個性や興味が表に出てきました。
7月は、給食・おやつの調理や野菜づくり などの食育活動をはじめ、
子どもたちの興味関心に合わせた 長期的な活動も本格的にはじまっています。
「子どもたちが たくさんの大人やクラスメイトから愛され、
かけがえのない人生のこの時期を 十分に味わいつくせる場所にしたい。」
「子どもたちが 失敗と成功を積み重ねながら、
生きる力を伸ばしていける環境をつくりたい。」
私たちが目指すものをカタチにする大事な時期だからこそ
さまざまな経験や視点をもつ方を仲間に加え、前に踏み出していきたい。
そんな想いで、今回保育スタッフを追加募集します。
想いのある皆さまのご応募を、心からお待ちしております。
保育スタッフ(フルタイム)募集要項 ※平成29年7月1日時点
募集人数:1名
仕事内容:0歳児から5歳児までの保育、関連業務
勤務地:ひより保育園 (霧島市国分新町2丁目15-5)
勤務日:週5日(月〜日・祝)
勤務時間: 7:00~20:00 のうち実働8時間(シフト制)
※業務の都合により勤務時間は変動する場合あり
※週休2日制
給 与:月額170,000円〜(資格手当含む)
賞 与:業績に応じて支給
休 日:週休2日制、夏季休暇、年末年始、慶弔休暇、
有給休暇(入社後6ヶ月経過後に付与)、産休・育休
待 遇:交通費支給(距離規定あり)、マイカー通勤可(駐車場無料)、
社会保険完備、役職手当、エプロン・Tシャツ貸与、給食あり(一食300円)
応募資格:保育士の資格を有すること
応募方法:
① 問い合わせ…問い合わせフォームまたは電話でご連絡ください
② 書類選考…履歴書をお送りください
③ 面接…子どもや保育への想いをお聴かせください
④ 採用…いっしょに、想いをカタチにしていきましょう
(試用期間3ヶ月あり:試用期間中も給与は満額支給)
保育スタッフ(パートタイム)募集要項 ※平成29年7月1日時点
募集人数:1名
仕事内容:0歳児から5歳児までの保育、関連業務
勤務地:ひより保育園 (霧島市国分新町2丁目15-5)
勤務日:週3日~OK
勤務時間:
① 7:00~20:00 のうち実働6~8時間
② その他 応相談
給 与:時給 850円
休 日:夏季休暇、年末年始、慶弔休暇など
待 遇:交通費支給(距離規定あり)マイカー通勤可(駐車場無料)、
保険加入(雇用・労災)、エプロン・Tシャツ貸与、給食あり(一食300円)
応募資格:保育士の資格を有すること
応募方法:
① 問い合わせ…問い合わせフォームまたは電話でご連絡ください
② 書類選考…履歴書をお送りください
③ 面接…子どもや保育への想いをお聴かせください
④ 採用…いっしょに、想いをカタチにしていきましょう
(試用期間3ヶ月あり:試用期間中も給与は満額支給)
備 考:
・朝夕の数時間、勤務いただける方も募集します。
・自分の暮らしを真ん中に置いた働き方をするために、
働き方の見直し面談を定期的に行い、業務に反映させます。
●ひより保育園が求める人材像(全職種共通)
※応募の前に必ず目を通してください。
今日は6月生まれの誕生日(園長も6月生まれ)。
朝からみんなでピザを作って食べました。
午後の誕生会では、今日が「和菓子の日」だということで、
練り切りやおはぎをいただきました。
みんなほんとによく食べます^^
頼もしい。
先日植えたきゅうり、バジル、ピーマン、ヤングコーンの収穫。
きゅうりは採ってすぐにお漬物に。
ヤングコーンは、サッと揚げて。
ピーマンとバジルは、明日のお誕生会のピザ作りの材料になります。
おいしくできるかな?
先日の東京出張の報告会。
出張では
——————-
-ジャクエツ こども環境サミット
-nui
-結わえる
-muji meal
-PARIYA 青山
-代官山蔦屋書店
-横浜 ホテルエディット
——————-
などを回りました。
先日、MBCラジオさんに 345歳クラスの
子どもたちの活動を取材いただきました!
6月13日 9:15 から、
MBCラジオ モーニングスマイルの
「子供応援団〜みんな元気〜」コーナー
で放送予定です。
こどもたちの元気いっぱいの声を
お聴きいただければ嬉しいです^^
写真は 取材後の給食での一コマ。
レポーターの赤岩さんとすっかり仲良くなった子どもたち。
ご飯中もおしゃべりが止まりませんでした^^
詳しく紹介していただいています。ありがとうございます。
ひより保育園の子どもたちは、
ベテラン保育士でもびっくりしてしまうほど、
よく食べ、よく遊び、よく寝ます。
でも、時には朝「おうちがいい」とグズったり、
朝ごはんを食べる時間がなくて、
おなかがすいたまま登園したりすることもあります。
開園前のミーティングで栄養士の高橋から出た言葉。
=========
子どもだって、いつも調子がいいわけじゃない、
お母さんはちゃんと朝ごはんを作ったのに
食べてくれない日だってあるし、
寝坊してバタバタ準備する日だってあって当たり前。
私たちもそうだった。
だから、そんな時は給食室を頼ってほしい。
恥ずかしいことじゃない。
「今日、朝食べてないんです!」
そう担任に教えてほしい。
おにぎりくらい、すぐに作って出してあげられるから。
=========
実際、時々、保育スタッフと一緒に
朝「おにぎりくださ〜い」と給食室にくる子や、
夕方 自分たちだけで「おなかすいた!」と
栄養士の部屋をノックする子どもの姿が見受けられます。
そんな時は「今日は特別だよ!」「ないしょだよ!」と言って、
バナナやおにぎりをポンと口に入れてあげるのだそう。
それだけで、泣いていた子たちがパッと笑顔になってくれる。
栄養士と園児との小さな秘密です。
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